カルトリ地方 (Kartli)

ジョージア中東部の歴史ある地方で、カヘティ地方とイメレティ地方の間に位置しています。首都トビリシを中心に、南のクヴェモ・カルトリ(Kvemo Kartli)、北東のシダ・カルトリ(Shida Kartli)、北のムツヘタ・ムティアネティ(Mtskheta-Mtianeti)に分けられます。古都ムツヘタにはユネスコ世界遺産に指定された建造物群があり、クヴェモ・カルトリでは新石器時代のブドウの種子が発見されています。

地理:北に大コーカサス山脈、南に小コーカサス山脈があり、カスピ海に注ぐムトゥクヴァリ(クラ)川が東西に流れています。ムトクヴァアリ川やリアフヴィ川、クサニ川流域には、ブドウ畑が広がっています。

気候:亜寒帯湿潤気候や温暖湿潤気候が主体になりますが、東ジョージアと西ジョージアの間に位置する為、両方の特徴を併せ持っており、カルトリ地方東部は内陸寄りになる為、大陸性の気候、西部は湿潤な気候となります。カヘティ地方より冷涼で、風が強くなります。

土壌:多様な土壌で構成されており、沖積層の肥沃な土壌やきめ細かい砂岩に粘土や玄武岩、長石、シルト等が混ざる土壌が特徴となります。

主要品種:白)チヌリ(Chinuri)、ゴルリ・ムツヴァネ(Goruli Mtsvane)
赤)タグクヴェリ(Tavkveri)、シャヴカピト(Shavkapito)

ワイン:高品質のスパークリングワインが有名で、特にPDOアテニのワインは中世より評価されていました。カヘティ地方と同様、ヨーロッパ式と伝統式の両方の醸造法が用いられますが、クラシック・モダンなワインが主流で、土着品種からだけでなく、アリゴテやシャルドネ、メルロー等からもワインが造られています。

PDO:

  1. アテニ(Ateni, Atenuri)
  2. ボルニシ(Bolnisi)

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