ジョージアについて

地勢

ジョージアの最高峰シュハラ山がある大コーカサス山脈はロシアとの国境沿い、それと並行する形でアルメニア側を東西に走る小コーカサス山脈を中心に複雑な地形となっています。西の黒海沿岸は平地であるものの、国土の約80%が山岳地帯となっており、中部のリヒ山脈でジョージアは東西に分けられます。
西部には黒海へと注ぐリオニ川、東部はカスピ海へと注ぐクラ(ムトゥクヴァリ)川が流れています。

気候

標高5,000mを超える大コーカサス山脈が北からの寒気を遮断する為、国土の大半は比較的温暖ですが、山地が多く複雑な地形が、地域によって異なる多様な気候を生み出しています。
西部は黒海から温かく湿った空気が流れ込む為、降水量が多く湿潤な亜熱帯性気候になります。一方で、内陸となる東部は乾燥し、夏冬の寒暖差が大きい大陸性気候となります。山岳地帯は多雨で、冬の積雪は2mに達します。

ジョージア概要

国名ジョージア共和国
日本では2015年にグルジア(ロシア語)から、ジョージア(英語)へ呼称変更されました。
首都トビリシ
位置東経40 ~ 47度、北緯41~ 44度
ジョージアは黒海の東岸、コーカサスに位置し、アルメニア、アゼルバイジャンと共に「コーカサス三国」と呼ばれています。
北はロシア、南はトルコとアルメニア、東はアゼルバイジャンと接しています。
面積69,700 km2
日本の約5分の1、北海道よりやや小さい大きさ
人口390万人
(参考: 2019年国連人口基金)
公用語ジョージア語
宗教主にキリスト教(ジョージア正教)
主な産業農業、食品加工業、鉱業
茶、柑橘類、果物、たばこ、ブドウ栽培を中心とする農業及び畜産業
紅茶・ワインを中心とする食品加工業
マンガンなどの鉱業
(参考: 外務省)
主要貿易相手国輸出: EU諸国、アゼルバイジャン、ロシア、アルメニア、ブルガリア
輸入: EU諸国、トルコ、ロシア、中国、アメリカ
(参考: 2019年ジョージア国家統計局)
ユネスコ無形文化遺産2016年 ジョージア文字
2013年 クヴェヴリを使った伝統的なジョージアのワイン製造法
2001年 ジョージアの伝統音楽である多声音楽(ポリフォニー)