最も古いジョージアの固有品種の1つと考えられており、多くは西ジョージアのラチャ・レチフミ地方とイメレティ地方で栽培されています。サペラヴィ (Saperavi)同様、果肉が赤い品種で、言語的にサペラヴィと同じルーツを持つものの、遺伝学的には区別されています。他のジョージアの主要品種よりアントシアニンが多い傾向にある為、昔はツォリコウリと一緒に混醸し、色味を補う役割を果たしていました。
結実不良を起こしやすい一方、灰色カビ病(ボトリシス・シネレア菌)に耐性がある為、西ジョージアの湿潤な気候下でもブドウは長い成熟期間を取る事ができます。
スタイル
濃いルビー色の色調で、赤系果実や花の凝縮した風味。味わいでは酸味が高く、タンニンが豊富で、しっかりとしたストラクチャーを持ちます。若いうちはチェリー、プラム、そして森の果実、ハーブの風味があり、グリップのあるワインで、長期熟成できるポテンシャルを持ち、10~15年(場合によっては20~30年)の熟成が可能です。