ジョージア中央部(主にグリア地方、イメレティ地方中央部)で広く栽培されていましたが、カビの病害やフィロキセラにより 衰退し、ほぼ見られなくなりつつあった品種です。現在は新たに植栽され、主にイメレティ地方で栽培されてきています。石灰分を多く含む、緩く通気性のよい土壌に適しており、丘陵地の低地によく見られます。うどんこ病にかかりやすく、比較的晩熟です。
スタイル
果皮は厚いものの色調はそれほど濃くはなく、主に中甘口の赤ワインやロゼワインが造られます。
辛口ワインはブラックチェリー、黒コショウの香りがあり、味わいでは煙(スモーク)やタバコの風味が現われます。若いうちはフレッシュさを楽しむ事ができますが、5年程度の熟成も可能です
また、単一品種で醸造される場合、ヨーロッパ式と伝統式と、どちらの醸造法からもワインが造られます。クヴェヴリを使用したワインは、比較的淡いルビー色でライトボディになる傾向があり、繊細なタンニンを持つ、アルコール度数が低め(10~11.5% abv.)のワインとなります。